今回は2024年1月にオープンしたばかりの「PB cafe bar&studio」を訪問しました!オーナー夫婦が二人三脚で店を切り盛りしています。提供するのは宮崎県、九州産の食材をふんだんに使った特製グルメの数々。そのこだわりをたっぷりお聞きしました!
自信作のスパイスカレーを日替わりで楽しめる
PBというお店の名前は、植物由来の原材料を使用した食材を指す「プラントベース」から取られたそうです。店名が示す通り、メニューは玄米菜食やヴィーガンメニューでほぼ全てが占められています。
オーナー夫婦が4年ほど前に東京から宮崎へ移住し、キッチンカーの営業をスタートさせました。営業をつづけながらも、町に根ざした自身の店を持つことを夢見ていたそうです。
念願叶えてオープンにこぎつけたこのお店。営業のメインはカフェとランチで、さらにテイクアウトにも対応しています。目玉料理は日替わりで提供される自家製スパイスカレー。バリエーションは3種類あり、季節の野菜やインドから仕入スパイスの状況によってカスタマイズされているそうです。
「原材料の仕入先で同じインドでも北インドと南インドでは異なります。季節や食材の状況もみながらそのときに合ったメニュー開発をしています。」と話すオーナー。お客さんを飽きさせない工夫が詰まった自慢のカレー、何度も通って楽しみたいですね。
食のマイノリティを減らしたい!やさしい思いをケーキにのせて
こちらの店では、ヴィーガンスイーツにも力を入れています。おすすめは生米のケーキ。小麦ではなく米を使用したケーキ?耳慣れない食材で作るオリジナルケーキに興味をひかれます。
オーナーいわく、文字通り生米から作るケーキとのこと。朝に炊飯した米(ご家庭と同じように炊いたものです)を浸水させて、それをクラッシュして生地を作るとのこと。
生米ケーキの開発・販売にはこんな思いが込められていました。
「米の消費を応援したいという気持ちが強いので、それをメニューにも表現しています。たとえば、子供でも小麦アレルギーを理由にスイーツが食べられない子がいます。そのお母さんがこの生米ケーキを見つけて、これなら食べさせても安心だと思ってお店に足を運んでくれたら嬉しいです。できるだけ、食のマイノリティを減らしたいという思いがあります。店で提供しているメニューは基本的に無添加、自然栽培の食材を使用しているので、体にも安心して楽しめます。」
地産地消、オーガニックを意識
オーナーのこだわりはもちろんですが、食材の素晴らしさがあってこそ料理の魅力が輝きます。地産地消にこだわり、宮崎県、鹿児島県、九州のさまざまな食材が地産地消で味わえます。
「体のことを思って、もっと言えば地球のことを考えています。オーガニックも含めておそらく100年前は当たり前に取り入れられたことです。今はわざわざ自然栽培と言うことにより差別化ができる。言い換えると、そうではないものが多すぎます。いずれそんな言葉は必要ないほど当たり前になればいいなと思います。少なくとも、自分の周りには、そういうものを届けていきたいです。」そう話すオーナーが見つめているのは、あくまで現在と未来だけですね。
〜お客様の喜びを糧に、今日もこの店を続ける〜
この店では、宣伝にそれほど大きな力を入れていません。その分、来られた方を大切にしたいというオーナーならではの強い気持ちがあります。必要としてくれる人がいる限り、これからも長く続いてゆくことでしょう。
さいごに
オープンしたばかりのお店ですが、オーナーに今後の目標、ビジョンを聞いてみました。
「地域の子どもや保護者も利用でき、交流する場として子ども食堂もやってみたいなぁと思ってます。」また、「夜の営業を開始して、お酒を提供したいと思っています。このあたりは飲み屋さんもいくつがあるので、もう少し暖かい季節になったらチャレンジしてみたいですね。」嬉しいことを話してくれました。今後もますます目が離せません。
店舗情報
店名:「PB cafe bar&studio」
所在地:宮崎県宮崎市橘通東3丁目2−14 文化ビル No.1
定休日:不定休
Instagram: https://www.instagram.com/pb_miyazaki/?igsh=MTFoM3kweG9jYTB5MQ%3D%3D
営業時間:11:30~17:00 (takeout ok!)
※駐車場なし