宮崎県西都市に佇むプログラミングスクール「ステッパーズ西都校」さん。
2022年4月にオープンした同店は、小中学生や高校生向けにパソコンスキルを身に着けてもらうプログラミング教室です。
小中学生の頃からパソコンと向き合うことで、デジタルに対する肯定感やチャレンジ精神を育みます。
コースは、ゲームを通してパソコンの基礎知識を楽しく学ぶ「エンジョイコース」と、本格的なプログラミング言語を学んでいく「スタディコース」の2つがあります。
ゲームを通して楽しく学ぶ
同店が大切にしていることは「楽しさを知ってもらってデジタルの概念を学ぶこと」。
無理に机に向かって勉強というよりかは、まずはパソコンを使うことの楽しさを体験してもらい、そこからデジタルとは?プログラミングとは?ということを少しずつ学んでほしいそうです。
そこで同店が導入しているのが「マインクラフト」というゲーム。子どもにも人気なゲーム、マインクラフトをパソコンで操作することで物作りの観点を学び、プログラミングにも応用することを目指しています。
なぜマインクラフトがプログラミングに繋がるのか?その理由は、回路の作り方や関数を使用するといった点にありました。
例えば、ゲームの中で夜だったのを朝に変えるといった操作は「コマンド」と呼ばれるプログラミングの指示にあたる処理を行うことで実現できます。
コマンドを使用することでマインクラフトの中でも様々な物を作ることができ、ゲームで遊びながらプログラミングを学ぶことができます。
一見、難しそうなプログラミングも子どもが好きなゲームと紐づけながら体験すると、苦手意識も少なく楽しく学ぶことができますね!
デジタルを学ぶ機会が少ない地方にもきっかけを
店主が同店をオープンするきっかけとなったのは、都市部と地方の教育の機会に差を感じるようになったからだそう。
都市部ではデジタルに対する教室が多くあり、パソコンへの意識も高いとされています。
一方、地方にはそのような教室が少ないためデジタルに対する意識が薄く、難しいイメージが浮かんだり仕事に応用する機会があまりありません。
そこでデジタルについて学ぶ機会が少ない地方にこそ教室を作り、子どもたちの意識の向上やパソコンの楽しさを知ってもらいたいという思いで同店をオープンさせたそうです。
プログラミングを学んでいる子どもたちの将来について、「自分はパソコンやデジタルが得意であるといった自己肯定感を持ってほしい。狭い視野で考えるのではなく、チャレンジ精神を持って考えることが大切。」と店主は話します。
難しく捉えずに「自分はパソコンを扱っているだけで偉い」と誇らしい気持ちを持つことが、将来の人生設計にも大きく影響するのではないでしょうか。
正解を求めないことで成長を促す
同店に通っている子どもたちに対して正解を求めることはしないという店主。
指導者がいるから勉強する、いなければ勉強しないといったスタイルを払拭するため子どもたちが自ら考えて答えを導くことが成長への架け橋となると考えるからだそうです。
そのため、課題を与えた後は自由時間や自学時間を取り、自分たちで考える時間を多く設けています。
また、今後の展望について「西都市の子どもの約10%がプログラミング教室に通ってほしい。」と店主は話します。
多くの子供たちが学ぶことでデジタルに対する水準も上がり、より品質の高い事業の展開にも繋がります。
現在の若い人たちに対しては「持続可能な地域を作るには人々の協力が大事。高齢者は若い世代に活躍の場を与えて、若い人は高齢者に地域サービスを行ってほしい。」と話していました。
楽しみながらプログラミングが身近に感じられる「ステッパーズ西都校」さんに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
■店舗情報
店名:「ステッパーズ西都校」
住所:宮崎県西都市小野崎1-5黒木店舗2階
電話番号:0983325854
営業時間:16:00~21:00
定休日:不定休