宮崎市の「スパイスカレーサプナ」をご紹介します。
2024年12月1日にオープンしたばかりの、スパイスカレー専門店です。
異業種からの転身、新たな挑戦
同店のオーナーさんは30年以上もの間、別業種で働いていました。しかし、ご家族の看病を機に退職され、その後、パートナーと「何か一緒にできること」を話し合い、カレー好きの2人で「カレー屋をやろう」と新たな挑戦を決断しました。
店名の「サプナ」は、ヒンディー語で「夢」を意味します。飲食業界については右も左も分からない状態から準備を進めたというオーナーさん。しかし、2人の新しい「夢」である同店のオープンに向け努力を重ね、この度オープンに至りました。
型にはまらず、自分たちが美味しいと思うものを追求
同店のメニューはシンプルに3種類のカレーのみ、「バターチキンカレー」、「キーマカレー」、「ポークビンダル」です。
カレーによって使用するスパイスは異なりますが、18種類のスパイスを各カレーに合わせて絶妙に配合しています。
一番人気のバターチキンカレーは、同店のラインナップの中では辛さ控えめな一品です。
バターチキンカレー:
厳選したスパイスにバターたっぷりの濃厚かつまろやかなカレー
キーマカレー:
水は使わず無水で作る、ドライタイプでお肉の存在感をしっかり感じられる一品
ポークビンダルー:
スパイシーで酸味がクセになるカレー。豚肩ロースを特製の香辛料と赤ワインビネガーで煮込んでいます。
サラダと杏仁豆腐もセットで付いており、辛いカレーを食べた後に口をリセットできる爽やかさが魅力です。
「スパイスカレー店だから〇〇を提供しなくてはいけないということはあまり考えていない」「スパイスカレー=インドの本格的なカレー。ではなく、日本人である自分たちが食べて美味しいと思うスパイスカレーを追求していきたい」と語るオーナーさん。
そのため、カレーの後は杏仁豆腐が合うと感じているオーナーさんは、定番であるラッシーではなく杏仁豆腐を提供しています。また、副菜もスパイスカレーでは定番のアチャールではなく、福神漬けや甘酢漬けなど日本人に馴染み深い味付けを採用しています。
丁寧な調理とお客様をお待たせしない提供
料理へのこだわりは、調理工程にも表れています。カレーのベースとなる玉ねぎとトマトは1日約5キロ分を約2時間半かけてじっくり炒めることで、濃厚な旨味を引き出しています。この工程を手間と感じるのではなく「美味しいカレーに欠かせないプロセス」と捉え、丁寧に取り組んでいます。
提供スピードにも力を入れており、忙しい昼時でもスムーズに食事を楽しめるよう工夫しています。2人だけの少人数オペレーションにもかかわらず、訪れる人を待たせない配慮が感じられます。場所柄、移動の途中に立ち寄るお客様や昼休みに立ち寄るお客様も多いため、提供スピードもサービスの一環と考えているそう。
また、店内にはカウンター6席、2人掛けテーブルが10席の合計16席があり、一人でもグループでも利用しやすい雰囲気です。お客様は男女問わず、幅広い年齢層の方が来店しているとのこと。
さいごに
2人で運営をはじめた同店。お互いの関係を何よりも大切にしながら運営をしています。「お店の雰囲気は私たち自身の空気感が伝わるもの」と考え、仲良く協力し合うことが成功の鍵だと語ります。「お客さまに待たせることなく、リラックスして美味しい時間を楽しんでもらいたい」という思いが、お店の随所に表れています。
2人が目指すのは、地元の人たちに長く愛されるお店を作り上げることとのこと。
今後はテイクアウトの導入や新メニューの追加も視野に入れていますが、あくまで「自分たちが美味しいと思うものを追求する」を基本にしたいとのこと。「期間限定商品も面白いかもしれない」と話しつつ、まずは3種類のカレーに磨きをかけていく方針です。
同店の最新情報はInstagramにて発信しています。
こだわりのスパイスカレーを味わいに「スパイスカレーサプナ」へ足を運んでみてはいかがでしょうか!
店舗情報
店名:スパイスカレー サプナ
住所:宮崎県宮崎市佐土原町下田島19275-7
電話番号:なし
営業時間:11:00~14:30(ラストオーダー 14:00)
定休日:水曜
駐車場:9台
Instagram:https://www.instagram.com/spice_curry_sapana/