2024年10月1日に、宮崎市にオープンした「リコンディショニングステーション宮崎」をご紹介します。身体の痛み・不調を感じながら「病院に行くほどでもないけど…」と悩んでいる方は多いと思います。理学療法士として、また、アスレティックトレーナーとして、これまで多くの人のケアに携わってきた同店の代表・尾崎先生。日常的に感じる不調から、スポーツにおける怪我まで、どんな悩みでもご相談ください。
尾崎先生プロフィール
「リコンディショニングステーション宮崎」のコンセプトや施術の特徴を詳しくお伝えするためにも、まずは同店の代表である尾崎先生の経歴をご紹介します。
【略歴】
昭和58年 宮崎県立大宮高等学校卒業
昭和63年 宮崎リハビリテーション学院卒業
昭和63年 国家資格理学療法士免許取得
昭和63年 国立療養所長崎病院リハビリテーション科
平成 3年 乗松整形外科リハビリテーション科 科長
平成 6年 広島アジア大会選手村診療所派遣
平成7年 ユニバーシアード福岡大会テニス競技専属トレーナー
平成 8年 日本体育協会公認アスレティックトレーナー取得
平成 8年 一般財団法人弘潤会野崎東病院リハビリテーション部 部長
平成 8年 宮崎県バスケットボール協会少年女子韓国遠征トレーナー
平成11年 ユニバーシアードスペインパルマ大会本部医務班理学療法士
平成11年 熊本国体少年男子バスケットボールチームトレーナー(優勝)
平成13年 野崎東病院アスレティックリハビリテーションセンター開設
平成13年 宮崎県スポーツ医科学委員 (トレーナー部会部長)
平成13年 全日本男子バレーボールチームアシスタントトレーナー
平成13年 全日本ユニバ男子バレーボールチーム北京遠征トレーナー
平成13年 日本マスターズ宮崎大会男子バスケットボールチームトレーナー
平成13年 ワールドグランドチャンピオンズカップ2001 全日本男子バレーボールチームアシスタントトレーナー
平成14年 日本オリンピック委員会バレーボール強化スタッフ
平成15年 日本オリンピック委員会バレーボール強化スタッフ
平成16年 日本体育協会公認アスレティックトレーナー連絡協議会運営委員
平成13年~26年 宮城・高知・静岡・さいたま・岡山・兵庫・秋田・大分 新潟・千葉・山口 岐阜東京・長崎・岩手・鹿児島国体 宮崎県本部医務班トレーナー
【現役職】
・宮崎アスレティックトレーナー協会 会長
・宮崎県体育協会スポーツ医科学委員会 副委員長
・宮崎県競技力対策本部コンディショニングサポート専門委員会副委員長
・宮崎産業経営大学 非常勤講師(担当:スポーツ医学)
・宮崎県スポーツ学会 世話人
理学療法士を目指したのは、ご自身も学生時代に怪我に悩み、治療院に通われていたことがきっかけ。当時は理学療法士という職業がまだ一般的ではなかった時代でしたが、高校時代の担任の勧めで、出来て間もなかった宮崎リハビリテーション学院へと進学します。卒業後、長崎の病院でリハビリテーション科に勤務し、地域住民のリハビリに尽力。その後、故郷の宮崎市に戻り、野崎東病院のリハビリテーション科に30年以上勤務されてきました。現在も施術をする上では、医療現場で培った、医学的な知識も活かしておられます。
スポーツトレーナとしての功績
先生は医療者として病院に勤務する傍ら、アスレティックトレーナーとしても多大な功績をおさめています。先生が理学療法士となった40年前といえば、スポーツにトレーナーをつけるということが指導者や監督にとっても当たり前ではなかった時代です。先生はその頃からトレーナーの必要性を訴えて活動をされてきた、パイオニア的な存在でした。学校の部活動からはじまり、プロスポーツ選手や日本代表のトレーナーとしても精力的に活動。宮崎県で30人程しかいない日本スポーツ協会(JSPO)公認アスレティックトレーナーでもあります。
自身もトレーナーとして活躍する一方、トレーナーの育成や認定が遅れている国内の現状を打破すべく、宮崎県スポーツ協会認定アスレティックトレーナー養成事業(県AT)の立ち上げにも尽力。理学療法士や柔道整復師など、様々な職種の人材が、各々得意な施術で活躍できるよう、後進の育成にも貢献されています。この取り組みは宮崎県が独自にスタートしたものでしたが、今では他県のモデル的な事業にもなっています。
今後は同店を利用して、研修や講習会などを開催し、従事者の技術の向上が出来る場にしたい。その想いから、人の集う場所という意味を込めて「ステーション」という言葉を店名につけたといいます。単に自分が個人で施術を行う場所ではなく、スポーツやトレーナーに関わるすべての人に貢献できる場所でありたい。患者さんへの施術と共に、トレーナーとしての活動にも熱い想いをもち続けていらっしゃいます。
先生が大切にしていること
先生がこれまで多くの患者さんと接してきて感じたのは、病院に行くほどではないけど、身体のどこかに痛みや不調を抱えている人がかなりの数いるということ。身近なところではデスクワークによる肩こりであったり、医療に近いところでは手術後のリハビリだったりと、人によって程度は違えど、「どこにいっていいかわからない」という悩みが世の中にはたくさん存在しています。そんな悩みを抱える人に寄り添った施術をしたいと考えているので、お子さん、現役スポーツ選手、ご年配の方…どんな人でも施術の対象となります。
先生が患者さんとの関わりの中で、大切にしていることを3つ教えていただきました。
①根本的な原因の追求
施術に進んでいく上で大切にしているのは、根本的な原因を見つけて改善していくということ。腰が痛いからといって、腰を直接さわるのではなく、全身の筋肉や、動き・フォームなどのクセを見つけてあげることで、根本的な原因を追究しています。
初診ではしっかりと問診し、動き・柔軟性・筋力の状態を確認して評価していきます。問題があるところはすでに長い時間が経っているケースが多いため、ホームプログラムを立てて、チェックしにきてもらうことも施術の一環です。具体的な院内での施術には、次のようなものがあります。
・機能的徒手療法
問題のある筋肉や関節に対してアプローチします。主に圧迫ストレッチなどを多様する手技になります。
・機能的エクササイズ
患者さんの問題となっている動きに対してアプローチしていきます。
・機能的テーピング
痛みや不安定性のある動きにのみ制動し、スポーツ動作に必要な動きはフリーにすることで、違和感や疼痛の出現を防ぎます。
・機能的足底挿板療法
足のアーチ機能改善を目的に、個人にあった足底挿板を作製し、靴に挿入します。先生は県内では唯一、同施術の2級資格を保持しています。
・機能的精神療法
先に述べたアプローチを組み合わせ、安全で効率のいい動作の獲得、そして、患者さんの意向を取り入れた施術を進行していきます。
②医療機関との連携
先生が大切にしていることの2つ目は、なんでも自分のところでやるとは言わないこと。医療が必要と判断した場合は、早めの段階で必要な専門機関へとつないでいきます。問い合わせ段階で痛みの程度や症状を伺っていますが、その情報で医療での対処が必要と感じた場合は、治療前であってもその旨をお伝えしています。すべては、患者さんが後遺症を残さないようにするため。医療的な観点も併せ持ち、外部の医療機関との連携も速やかに出来るところが同店の魅力です。
③コミュニケーション
大切にしていること3つ目は、患者さんとの信頼関係。同じ施術をされるにしても、お互いの信頼関係があるなしによってリハビリの効果に差が出たり、患者さん自身の痛みとの付き合い方にも差異がでてくるといいます。かつて先生がトレーナーとして関わった選手が親になり、自分の子どもを同店に連れてきているケースも多いそうです。医療現場ではなかなか信頼関係が築きにくいといわれていますが、まずはしっかりとコミュニケーションをとることで、患者さんと信頼を築いていきます。
さいごに
身体の痛みや不調について「どこに相談したらいいのかわからない」とお悩みでしたら、まずは同店にお問合せください。痛みの場所や程度を軽く問診をして、来院の必要性なども判断させていただきます。
鍼灸師である娘さん、看護師の奥様、そして同じく理学療法士の息子さんと、家族の力を合わせて、将来的には患者さんにさらに寄り添える場所にしていきたいと語る尾崎先生。輝かしい経歴を持ちながら、目の前の患者さんのことを第一に考えてくれるすばらしい先生です。ぜひ一度お問合せください。
■店舗情報
店名:リコンディショニングステーション宮崎
住所:宮崎県大字瓜生野1701-9
電話番号:070-4503-1515
営業時間:月~金 9:00-18:00(最終受付17:00)/土 9:00-13:00
定休日:日曜日・祝日
Instagram:https://www.instagram.com/reco_1515/
※ご予約はLINE・お電話にて承ります。予約時間外のご希望はご相談ください。
※駐車場あり(瓜生郵便局第2駐車場と同じ敷地内)